転機が訪れたとき決断に迷ったら?
将来のビジョンを思い描いてみる
仕事の転機が訪れたとき、気づかずにチャンスを逃してしまう人は多数います。運良く転機が来たことを察知しても、自分自身の決断一つでこれからの人生が左右されてしまうため、なかなか判断を下すことができない人もいるかもしれません。そうした人生の岐路に立った場合、決断に迷ってしまったら、まずは自分の胸に手を当て、将来的にどうなりたいのかを考えてみましょう。思い描く将来のビジョンは、数ヶ月先のことではありません。もう少し長期的な視点で数年先や10年後などをイメージし、その時点での自分の具体的な未来像を思い浮かべます。将来設計と目標を明確にすることで、進むべき方向性が定まってくるでしょう。
いくつかの選択肢を挙げてみる
今の時点で正社員や派遣といった働き方をしているのであれば、職場環境や待遇、人間関係、給料など自分の置かれている境遇を見直してみるのもいいでしょう。それらを振り返り、自分の理想とするものが得られているか、また今後期待できるのかを基準に現状維持するかどうかを考えます。もしも、自分のスキルに見合った給料が得られていなかったり、キャリアアップが望める職場環境でなかったり、自分の思い描く将来のビジョンとはかけ離れているのであれば、それは職場や働き方を変えるチャンスなのかもしれません。その場合、いくつか選択肢を挙げるのがポイントです。転職するのか、それともフリーランスに転身するのかなど道を指し示し、その中から自分が何を一番大切にしているかを考慮した上で本当に納得できる道を選びましょう。
「やりたいこと」を優先に考えてみる
社会に出ると、「こうしたい」という気持ちよりも「こうあるべき」という理性の方が勝り、なかなか本音を表に出せないのが現状です。しかし、せっかく転機が訪れたのなら、ぜひ自分の「やりたいこと」を今一度思い返し行動に移してみるといいでしょう。たとえば、以前から挑戦してみたかった分野や興味のある仕事があれば、それはまさに「やりたいこと」を叶えるチャンスです。また、これまで企業で経験を積んできて、そろそろ独立をしたいと考えているのであれば、フリーランスを目指してみるのもいいかもしれません。さまざまな制限や縛られるものから解放され、「やりたいこと」で力試しをする良いきっかけになるのではないでしょうか。まずは、自分がどんなことに関心がありどんなことに挑戦したいのかを洗い出すことが大切です。自分自身としっかり向き合って決断すれば、それがこれから突き進む原動力となります。